1928ビル
『ギア-GEAR-』会場である1928ビルは、昭和3年(1928年)武田五一氏の設計により、大阪毎日新聞社京都支局ビルとして建築されました。
歴史的な建造物が次々と姿を消していく中で、一時は老朽化による解体も心配されましたが、建築家・若林広幸氏が買取り、耐震壁を補強するなどして保存されることになりました。
そして現在、90年を経た今も建築当時の姿をそのままに残す当ビルは、時間の堆積と共に、独特の文化的雰囲気を醸し出しています。
中でもアーチ型形状をもつホールは、竣工当時より演劇公演や講演会等、広く市民に利用され親しまれてきました。
1999年、このスペースが、現代の多様なニーズに対応すべく新しい設備を加え、芝居、音楽、ダンスなど様々なジャンルに対応したイベントホール「アートコンプレックス1928」となり、新たにオープンしました。
そして、2012年4月からは、『ギア-GEAR-』ロングラン公演の専用劇場となり、現在に至ります。
『ギア-GEAR-』にご来場の際は、是非会場のレトロな雰囲気もお楽しみください。